私のオットは、10歳年下のハワイで生まれ育ったアメリカ人です
彼の父親は中国系アメリカ人、母親はインディアンの血も少し入った白人なので、いわゆるHapa(ハパ:白人とのハーフ)です
ハワイで専門学校に通っていた頃に、出会いました
父とはまったく逆の性格で、人を見下したり、偉そうにしたり、傲慢なところはひとつもありません
人として、私よりもはるかに優しく、よい人間だと思います
結婚してから知ったんですが、彼も私同様、というより、多分私よりも過酷な子供時代を過ごしてきました
類は友を呼ぶ、とはこのことなのか
なので、お互い、機能不全家庭で育った辛さがわかります
経験がないひとには、わからないことなので、これは有難い
そういう意味では、お互い(少なくとも私にとっては)他にはない、安全基地といえます
ところが、残念なことに、彼はホーダーでもあります
彼の車の中は、まるでゴミ箱
よほどのことがないと、私は彼の車には同乗しません
気分が悪くなるほど、汚いから
私たちは、ずいぶん前から、それぞれ自分の部屋を持って、そこで寝起きしています
彼が使っているマスターベッドルームも、汚部屋です
洗濯してない洋服、書類、空き箱、ゴミなどありとあらゆるものが、山積みになって部屋を埋め尽くしていて、足の踏み場もありません
これも見ると気分が悪くなるので、できるだけ彼の部屋には入らないようにしています
入る時は、足元に気を付けないと、妙なものを踏んで、こちらが怪我をしそうです
マスターベッドルーム専用のお風呂場とトイレは、何年も掃除しておらず、ひどい状態で、使っていません
私のバスルームを共用しています
かなりのサイズのウォーキングクロゼットもありますが、ここもぐちゃぐちゃ
こんなですから、私にとってオットの存在は、プラスであり、大きなマイナスでもあります
私が繰り返し、鬱状態に陥る理由のひとつは、ホーダーのオットと暮らしているからだと思います
これまでも、3回、離婚を前提に別居しましたが、いずれも、私がひとりで生計を立ててゆく覚悟が持てず、出戻ってきました
60歳を過ぎた今、もうあの頃のようなエネルギーはありません
ずいぶん前から、仕事もしていない今、私にとって離婚はもう現実的なオプションではありません
「日本に帰りたい」と思うこともありますが、父の他界後、父が住んでいたマンションは妹が相続し、すでに貸家になっています
妹とは、何年も前からゴタゴタがあり、疎遠になっています
なので、帰るところは、ありません
自分で見つけなければなりません・・・
そうなると敷居が高いです
私も彼も、両親はすでに他界し、兄弟妹や親戚とも疎遠です
いろいろ不満はあっても、お互いが唯一の家族なので
なんとか助け合ってやってゆきたいのですが・・・
ため息・・・