川底のヘドロ
この毒吐きブログは、実は2020年のもっと早くに始めたかった
でも、グズグズしてしまって、晦日になった
でも、始めたからよしとしよう
今年の9月1日に、2年弱の間、在宅で寝たきりになっていた父が亡くなった
享年88歳
亡くなる一週間くらい前に、入院して、そこで誕生日を迎え、その後まもなく他界した
コロナ対策のせいもあって、誰も死に目には会えなかった
この父親が、大変な人間だった
父の母親(私の祖母)も私の母も、私も、この父親のおかげで、さんざんな目にあった
私はこの父が 大嫌い だった
2018年の9月に、ひと月ほど里帰りして、そんな予定ではなかったのに、父の介助をすることになった
まだ、ある程度のことはひとりでできたが、やはり助けは必要で
不思議なことに、嫌悪感なく手伝えた
これには自分でも驚いたが、ある意味、数少ないよい思い出となった
今、思い出しても可笑しくなる
でも、このひと月が、過去を帳消しにしたわけではない
吐き出さねばおられないものは、まだ体のなかにしっかりとへばりついている
川底にたまったヘドロのようだ
だから吐く